■宮崎あおい…生年月日:1985/11/30/出身地:東京都/血液型:O型/身長:163cm/趣味:ボーっとすること/特技:イラストを描くこと/将来の夢:映画女優と呼ばれること
'03年11月6日発売
■「OLARE」(DVD)
■「OLARE Foto por favor」(DVD BOX)
'03年11月19日発売
■女優ノンフィクション The Lost Treasure NONFIX
■宮崎あおい 京都の恋

 ドキュメントタッチで描かれる『京都の恋』では、ほとんどがナレーションの中でわずかだが出てくる彼女の姿に女優・宮崎あおいという影をまったく感じさせない。それだけ自然体なのだ。「役に置き換えるのではなく、そのままの自分が写っていますね」と彼女は言う。
 宮崎あおいが演じるのは卒業を控えた京都の女子高校生。周りの友達が進路を決めていく中、漠然と自分の将来に不安を抱え、揺れ動きながらも最後は東京に飛び立つまでを描く。舞台は京都−古来から人々に受け継がれた伝統や文化の町。乱暴に触れると壊れてしまいそうなその繊細な一面はこのヒロインの揺れ動く気持ちと似ているのかもしれない。そんな繊細な京都の伝統も時には力強く人々の心の中に受け継がれている。その伝統の中に生きる人達の強さに触れ、最後はすがすがしい姿で巣立っていくヒロイン。それは今まさに女優として羽ばたいている宮崎あおいの姿でもある。
 幼少のころからモデルや女優として活躍してきた宮崎あおいという少女が『女優』ということを意識し始めたのはいつ頃なのだろうか…?
 小さい頃から違和感無くこの仕事をしてきてそれがもう生活の一部になってて、自分でこの仕事を選んだというのではなく、女優になるのが自然。だからこそこの仕事をやっていきたいけれど、他の仕事もしてみたいし、まだこれから何かやりたいことが出てくるかもしれないって思います。だから女優っていうのにこだわるのではなく、ゆっくり焦らずいろんな事を吸収していきたいです」彼女がこれから吸収していくであろういろいろな出来事が女優として大きな力になるのだと確信した瞬間だった。「ゆっくり、焦らず」それが宮崎あおいの強みなのであろう。
 また11月6日に発売となる「OLARE」こちらもドキュメントタッチで描かれる作品で、マヤ文明展を見にいった彼女が激しくメキシコに興味を募らせ、遂にはメキシコの旅が始まり現地で色々な世界遺産や人々に触れる彼女を写したもの。世界遺産を前に立ちすくむ宮崎あおい。旅の前にメキシコの歴史などを学んだ彼女の目に映ったものは単純に『綺麗』だったり『壮大』なだけではなく、メキシコの残酷な歴史だったり繰り返された戦争の悲惨さまでもが彼女の胸に刻まれたのだろう。そんなメキシコの地で知り合った一人のドライバーとのラストシーンは今までに見せたことのない女優ではない宮崎あおいの涙なのだ。
 またこの作品はカメラマン宮崎あおいの処女作ともなる。「わりとカメラはいつも撮られたりして近い環境にいたので興味はあったんですけど」という彼女だが今回メキシコに行くのを機会にカメラを購入。メキシコの地を撮る姿もDVDに収録され、その撮影した写真も写真集としてDVDのBOXについてくる。
 宮崎はこの作品の中で、徐々にカメラの腕があがるのが分かるくらい上達したという。私たちに一枚一枚撮った写真を説明する姿は彼女の写真に対する愛情がどれほどなのかを実感させられる。 このメキシコで執拗に撮り続けたのが先ほどのドライバーの老人。「好きな人を撮る時ってどんどん寄って行っちゃうんですよ。だからウッチャン(ドライバー)を撮った写真で引きの写真は一枚もないんですよ」確かに彼の顔がレンズの中に納まりきれていないものもあるくらいだ。きっと彼女の中で自分の気持ちを表すことの出来る今一番の手段がカメラなのかもしれない。
今はどこへ行くにもカメラは手放せないという。綺麗なものを見たとき、好きな人を見たとき、最近ではそんな時は「あ〜ここにこの人を立たせて撮りたいな」とか必ずカメラが頭に浮かぶとか。それだけに写真の見方も変わってきたという。「いいところも悪いところも分かっちゃうんですよ。雑誌を見てても自分だったらもうちょっとこうやって撮るのにな…なんて思ったりします(笑)でもカメラは一生やってやっていきたいですね」
 レンズを通して見る宮崎あおいの世界、そしてシャッターがおりる。